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化学合成オイル指定のエンジンに鉱物オイルは使えない?

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結論!
化学合成オイル指定エンジンでも鉱物オイルも使用できる

潤滑は2つの潤滑がある「流体潤滑」と「境界潤滑」

流体潤滑

流体潤滑は油中に浮かんだ状態のこと クランクシャフトは油圧によって油中に浮かんでいます 

この時は金属同士が接触することがありませんから 極論すると水でも構わないわけです

しかし実際はピストンが上下しており ピストンの圧力が常にクランクシャフトに負荷がかかっています

この時に必要なのは化学合成とか鉱物とかの問題ではなく油膜の厚みです

境界潤滑

ピストンリング部分にはオイルはありません しかしなぜオイルが無い状態にも関わらず焼き付くことなく動くのでしょう?

それを実現しているのが圧力分散剤と言われている添加剤の働きです

この添加剤が金属表面に強固な被膜をつくり金属同士が接触しないようにしているから可能なのです

潤滑は「摩耗防止作用」と「摩擦低減作用」がもとめられる

化学合成オイルは潤滑性が高いと思ってまいせんか?それは誤解です

潤滑性が良ければ摩耗や摩擦を防ぐことができる これは間違いないことです

サラサラな粘りの無いベースオイルをドロドロとした粘りのあるオイルに変化させるのがポリマーの役目

そして摩擦低減・摩耗防止をするのが圧力分散剤の役目です

つまり潤滑性は添加剤で決まるといっても過言ではありません どの様なベースオイルを使っても潤滑性は添加剤の質・性能でどうにでも出来るのです

安価なオイルはそれなりの低コストで作らなければなりません 低コストで作って摩擦低減や摩耗防止はかなり難しい部分です

つまり値段と性能は比例しやすいということ

エンジンに必要なのは化学合成指定に関わらず油膜の厚みと添加剤の働き!

化学合成オイル指定エンジンでも鉱物オイルを使う事はなんら問題は生じません 大事なのは油膜の厚みと添加剤の働きにあるからです 

油膜はベースオイルと添加剤で作られます

サラサラな粘りの無い化学合成は新車や走行距離の短いエンジンや最新エンジンには有効ですが 中古車など走行距離が気になるぐらいの距離になってくると 鉱物オイルの方がよりエンジンに優しくなります

走行を重ねたエンジンなどは隙間から染み出てきやすいために オイル漏れや気密性が落ちた旧車や過走行車はパワーダウンやオイル消費・白煙の原因になりやすいので注意する必要がありますので 旧車・過走行車専用につくられたエンジンオイルを使用しましょう

旧車・過走行車にはノンポリマー鉱物オイルリッチ製法のエンジンオイルがマッチ!

製造方法は大きくわけて2種類あります

通常製法

1種類のベースオイルに添加剤とポリマーを加え製造します

ベースオイルが1種類のため安価に大量生産が可能

ノンポリマー製法

贅沢に2種類のベースオイルを使って粘度(油膜)を作ります

ベースオイルが複数使用することから製造コストは高くなりますが 高性能なエンジンオイルを製造することができます

通常製法とノンポリマー製法との違い

ノンポリマー製法についてもっと詳しく>>

化学合成オイルのメリットとデメリットをもっと詳しく>>

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旧車・走行距離不明・多走行旧車・過走行車(10万キロを超えたエンジン)にお乗りの方は、
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