エンジンオイルの製法には大きく分けて2種類があります。
通常製法とノンポリマー製法。
エンジンオイルの製法には2つの製法があります
通常製法
このポリマー(増粘剤)は熱に弱くせん断に弱いという特徴があり、ドロドロにしてもすぐにサラサラに戻ってしまいます。
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通常のエンジンオイルの作り方は1種類のベースオイル(基油)に添加剤を混ぜることで、エンジンオイルという製品になります。
そこで使われるのが、ポリマー(増粘剤)です。
水の様にサラサラとしたベースオイルにポリマー(増粘剤)を加えることにより、ドロドロにしているわけです。
例えば 水に片栗粉を入れるとドロドロになるのと同じ理屈です
通常エンジンオイルは水の様なサラサラなベースオイルにポリマーを混ぜてドロドロにし粘度を作り上げます VHVIは需要が大きい為通常製法だと鉱物よりも安価に生産が可能な場合もあります
増粘剤(ポリマー)は熱とせん断に弱い
- ポリマーは熱とせん断に弱い
- 劣化すると元の水の様なベースオイルに戻って行く(オイルが黒くなる原因)
- 隙間を埋める力が弱くなると劣化したヘッドカバーからのオイル漏れやピストンとシリンダーの隙間からオイルが上がってきて白煙・オイル消費につながりやすくなることもあります
- 熱が加わるとサラサラ変化してアクセルレスポンス・燃費に有効
オイル交換してもすぐに真っ黒になると思いませんか?増粘剤(ポリマー)が劣化すると黒くなります
通常製法のメリット
- 近代エンジン
- レース
- エコカーの燃費向上
近代エンジン向きで旧車・過走行車向きではないことがわかります
ノンポリマー鉱物オイルRICH(リッチ)製法とは
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ノンポリマーは文字通りポリマー(増粘剤)を使わない製法です
2種類のベースオイルを贅沢に使い粘度(ドロドロ)にしていきます そのため大変なコストをかけての製造を行う事になります
劣化した増粘剤がガソリンと一緒に燃えると カーボンが発生しやすくなります
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増粘剤(ポリマー)が劣化しオイルが黒くなったまま使い続けると ガソリンと一緒に燃えた時にカーボンが大量に発生します
このカーボンが原因でエンジンが不調になります
ノンポリマー製法はベースオイルの性能を引き出す製法
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例えば レストランに行ったとします 大手チェーン店では味も価格も同じでないといけません
美味しく見せるために 発色剤を使い 保存期間を長くするために保存料を使います
これで体に優しいといえるでしょうか?
ノンポリマー製法とは余計な添加剤を使うことなく ベースオイル本来の性能を引き出す製法でエンジンにとって大変優しいオイルが完成します
ノンポリマーのメリット
- 熱に対してドロドロ加減が安定する
- 粘性が安定すると隙間を埋める力が強くなる
- 隙間を埋める力が強くなると旧車・過走行車のピストンとシリンダーとの隙間、ヘッドカバーとの隙間からのオイル漏れ予防ができるようになる
ノンポリマーはカーボンの発生を抑制
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カーボンの発生を抑制するため エンジンを快調に長期間保つことが可能です
ノンポリマー鉱物オイルRICH(リッチ)は耐久性が抜群
粘度変化曲線
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通常製法のオイルは熱やせん断に弱く、ドロドロになってもすぐに元の状態に戻る性質を持っています。そのため、性能曲線が急激に変動します オイルがすぐに黒くなるので しっかりとした管理が必要です
ノンポリマー製法は 2種類のベースオイルを混ぜて粘度を調整する方法です この製法では ポリマーや増粘剤が含まれていないため 化学合成でも鉱物でも 耐久性が高くなります
化学合成を超えるノンポリマー鉱物オイルの証明
ISOTテストとは165.5℃で24時間加熱し粘度変化を見るものです
ライズオイル(ノンポリマー製法) VS 化学合成オイル(通常製法)
![](https://www.engineoilya.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/ISOTtest-1024x688.png)
粘度指数
ライズオイル試験前 16.84の粘度を持ち試験後は16.84へダウン
A社試験前 19.34の粘度を持ち試験後は15.47へダウン
ダウン幅が小さいほど劣化しにくいオイルと証明
酸値
ライズオイル試験前 1.82 試験後 1.77へダウン
A社試験前 2.56 2.17へダウン
ライズオイルはディーゼル兼用油のため酸値の変化が少ない
ライズオイルがディーゼル兼用の理由
ライズオイルはディーゼル兼用油です
兼用油にした理由は酸化防止性能がガソリン車専用オイルよりも高いからです
酸化防止を高めることで高い耐久性のあるノンポリマーを更に強い耐久性を持たせることになっています
ノンポリマーはオイルが黒くなりにくい
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写真のように比較すれば一目瞭然右は通常製法
ライズオイルでは目で見る汚れチェックシートを同梱
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ライズオイルでは目で見るオイルチャックシートを同梱いたしております
チェックの仕方に不安のあるかたは 当社製品ご利用の方限定チェックサービスをご利用ください
ポリマーが劣化するとスラッジ化
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ポリマーが劣化するとオイルは黒くなり黒くなったものが蓄積すると写真のようにスラッジ化します
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ノンポリマーは文字通りポリマーを使っていないためスラッジ化することはありませんし オイル焼けといって金属が茶色に変色することもありません
エンジン本来のパワーを取り戻せます
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ノンポリマー鉱物オイルは粘性が強いため 摩耗した隙間を埋める事でエンジンの燃焼効率を引き上げます
だからエンジン本来のパワーを取り戻すことが可能なのです
オイルが黒くなる理由は3つ
多くの方はエンジン内部の汚れを落としてくれていると思っています
実は大部分の原因はポリマーの劣化です
- ポリマーの劣化
- 排ガスの混入
- エンジン内部の汚れが混ざる
例えば 新車を考えてください
新車のエンジンは綺麗ですが数千キロ走ると真っ黒になってしまいます
これはエンジンの汚れを取っているからですか?
それは違うと言うことが分かります
次に多いのが排ガスの混入です
ブローバイガスといって排ガスがピストンとシリンダーの摩耗した隙間から入り込むことです
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最後にエンジン内部の汚れを取っていること
清浄分散性といって汚れを落とすと言うよりも 汚れを微小に分解して油中に浮遊させオイル交換時に排出させる役目です
この清浄分散性はどこのメーカーも大きな違いはありません
むしろ強すぎると汚れが塊りで落ちてしまった場合 オイルの吸い込み口を塞ぎオイルが流れなくなって焼き付く可能性が高くなります
ノンポリマーにも種類があり冷却効果も違う
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同じノンポリマーと言っても種類があります
- エステル系ノンポリマー
- VHVI(グループ3)ノンポリマー
- 鉱物ノンポリマー
通常製法
- エステル系
- VHVI
- 鉱物
わかりやすくポジショニングマップにしてみました
エステル系は通常製法でも高価で冷却性に劣ります
鉱物は通常製法でも安価で冷却性が高いのがわかります
鉱物オイルは化学合成より劣っていると思っていませんでしたか?
実は鉱物オイルにしかできないことが沢山あるのです
なぜ鉱物オイルなのに潤滑性が高いのか?
潤滑には2つの潤滑があるって知ってる?
1:流体潤滑
2:境界潤滑
流体潤滑とは
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流体潤滑とは油中に浮かんでいる状態
極論するとサラダ油でもよい
水圧がかかれば重たい石も浮くのです
クランクシャフトも同じでオイルが流れる圧力によって浮かんだ状態
境界潤滑とは
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境界潤滑はピストンリングとシリンダーとの部分はオイルが無い状態です
オイルが無い状態なのに焼き付かない理由は 圧力分散剤(極圧剤)と呼ばれる添加剤の役目です これにより摩耗抑制・摩擦低減が可能となります
つまりベースオイルの性能だけに焦点を持っていくのではなく 添加剤の質にあります 質の悪い圧力分散剤は摩耗や摩擦が発生しやすく 質の良い圧力分散剤は摩耗や摩擦を低減してくれるわけです
化学合成だから潤滑性が高いと思うのは実は少し違うのです 鉱物オイルに質の良い添加剤を加えることで 化学合成オイルを超える潤滑性を持たせることは簡単なのです
ノンポリマー鉱物オイルはこんな車やバイクに向いています
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ボクサーエンジン
ボクサーエンジンは水平にピストンが動くため ピストン下側に負担がかかります ライズオイルは強い粘性を持ち ピストンに被膜をつくるためボクサーエンジンに優しいオイルとなっています
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ロータリーエンジン
ロータリーエンジンにはカーボンが大敵です
ノンポリマーで作られたライズオイルはカーボン発生を抑制しロータリーエンジンに優しい作りになっています
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空冷エンジン
空冷エンジンの熱ダレ防止
ライズオイルはノンポリマー鉱物にすることで冷却性が大幅アップして熱ダレを防止します
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旧車・旧車バイク
空冷エンジン
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ハイパワーエンジン
チューニングエンジン
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10万kmを超えた過走行車
白煙、オイル消費等
・新型のコンピュータで制御されたエンジンのエコカー・バイク
・新型エンジン、走行距離が短いハイパワーエンジン、スポーツカー・スポーツバイクにも使用可能
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APRCとはASIA PACIFIC RALLY CHAMPIONSHIP
APRCとは
F-1がモータースポーツの頂点であるならば 市販車ベースの競技であるラリーの頂点はWRC
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その下にはF-1の下にはGP2やフォーミュラーがあります
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ラリーにもWRCの下にはERC(ユーロラリーチャンピオンシップ)とAPRC(アジアパシフィックラリーチャンピオンシップ)があります WRC頂点へのステップです
ライズオイルは世界のラリーでその性能を証明
どのオイル(粘度)を使ったらいいのか気になったら
元エンジンチューナーでエンジンオイルのプロがお客様お一人お一人の愛車に最適な粘度の選定をサポートさせていただいております
あなたの求めるものは何ですか?エンジン保護?旧車用のオイル?燃費?白煙?目的にあったオイル選びをしましょう
ご注意
整備に関するお問合せはご遠慮ください
整備は現車を確認しないと問題個所を特定するのは困難です
他社メーカーのお問合せにはお答えできません
当社は回答する立場にございませんのであらかじめご了承ねがいます
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![](https://www.engineoilya.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/oil1.png)
![](https://www.engineoilya.com/wp/wp-content/uploads/2024/03/synthetic.png)