エンジンオイルのseibunと添加剤の役割

 
 
液体チタンを世界ではじめてエンジンオイルに添加剤として配合したのは、ケンドールです。

液体チタンは、金属表面に化学的に結合吸着し、 強固なチタンシールド(皮膜)を形成することでエンジンを摩耗から守り、エンジン寿命を大幅にのばします。



従来のエンジンオイルは、金属表面に油膜を作り潤滑性を高めることで摩耗を抑えていましたが、これには限界があります。


なぜなら、油膜は熱によってはがれやすいからです。
耐熱!耐熱!と言われるのはこの為です。

例えば 「油汚れ」がついたお皿を洗うときのことを考えてみてください。 水で洗うと落ちにくいですが、「熱いお湯」で洗うと「油汚れ」は綺麗に落ちます。 これは、「油汚れ」に熱を与えると油の分子が不安定になり、 少しの衝撃(水の流れ)で落ちるからです。

エンジンオイルの油膜も同じで、温度が低い時は大丈夫なのですが、温度が上がりすぎたり一定以上の温度になると、この油膜がはがれ落ちやすくなります。 一部の油膜がはがれ落ちると、金属の摩耗がおきたり、最悪の場合焼き付きがおきたりします。


しかし液体チタンは、化学的に金属表面に吸着させることで熱による油膜のはがれを防ぎ油膜を保持するので、摩耗を防ぐことができるのです。




分子レベルの潤滑では、金属同士がぶつかり合う瞬間に溶けてくっつき、 次の瞬間引きちぎられることを繰り返しています。


ちょうど、金属の棒を地面にこすりつけると、火花が出て削れていくのと同じ事が分子レベルで起きているのです。 しかし、分子レベルでは火花ではなくプラズマが発生しています。


これをトライボ化学反応といます。

このプラズマで液体チタンが化学反応を起こし金属表面に化学的に吸着させているので、 自然に吸着した油膜と比べると、熱に強い強固なチタンの被膜を作ることができます。

トライボ科学反応