従来のエンジンオイルは、金属表面に油膜を作り潤滑性を高めることで摩耗を抑えていましたが、これには限界があります。
なぜなら、油膜は熱によってはがれやすいからです。
耐熱!耐熱!と言われるのはこの為です。
例えば 「油汚れ」がついたお皿を洗うときのことを考えてみてください。
水で洗うと落ちにくいですが、「熱いお湯」で洗うと「油汚れ」は綺麗に落ちます。
これは、「油汚れ」に熱を与えると油の分子が不安定になり、 少しの衝撃(水の流れ)で落ちるからです。
エンジンオイルの油膜も同じで、温度が低い時は大丈夫なのですが、温度が上がりすぎたり一定以上の温度になると、この油膜がはがれ落ちやすくなります。
一部の油膜がはがれ落ちると、金属の摩耗がおきたり、最悪の場合焼き付きがおきたりします。
しかし液体チタンは、化学的に金属表面に吸着させることで熱による油膜のはがれを防ぎ油膜を保持するので、摩耗を防ぐことができるのです。