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流体潤滑とは、金属同士がぶつかることなく、金属と金属の間にエンジンオイルが入り込み、ちょうど、オイルのサンドイッチ状態になったものです。
例えるなら、水上スキーをしている状態ににています。 この状態だと、摩擦はほとんどおきていないことになります。
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エンジンが動いている間は、この状態は保てますが、エンジンを停止したり、大きな負荷がかかると、流体潤滑ではなくなってしまいます。
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エンジンが停止したり、大きな負荷がかかると、流体潤滑だったところが、境界潤滑になってしまうのです。
この時メタルなどが摩耗していくことになります。 下の写真は、丸く見えるのは「疲労摩耗」。その特徴として「うろこ状」に剥がれる時の損傷をフレーキング(flaking)、小さな斑点状にあくときをピッチング(pitting)といいます。
写真の丸く欠けた部分が鉄粉となって、ヤスリの役目をしてエンジン内部を駆けめぐり、、さらに摩耗を進めることになるのです。
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エンジンの摩耗の大半は、コールドスタート時、つまりエンジンを停止したり、始動したりを繰り返すとこのようになってしまうのです。もう一つは、エンジンに負荷がかかる場合です。アクセルの”ON” ”OFF”が激しい。重たい荷物を積んで走り回る。このような時、エンジンには大きな負荷がかかるのです。
これらの摩耗を防ぐのが「添加剤」の役目なのです。
オイル交換時に鉄粉が出てくるのは、良いオイルではないという証拠になります。
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エンジン内部では金属同士が常にぶつかり合っています。ぶつかると、カタカタと言う音やゴロゴロと言う音が出ますが、オイルがぶつかり合う時の衝撃を吸収し、エンジンを静かにしてくれます。
オイル交換直後、エンジンが静かになるのはこのためです。
粘度が高くなればなるほど、金属同士がぶつかり合う衝撃を吸収していきます。この粘度は添加剤で作られます。
高負荷がかかるレースなどは、この様な理由で高粘度を入れるのです。
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