エステルは、鉱物オイルより優れているとされています。これって本当でしょうか?実は、ベースオイル単体で考えると、優れています。
その優れていると言われるのが、極性です。
極性とは、磁石の様に金属面に吸着する性質をもつ分子のことです。この吸着を「物理吸着」といいます。鉱物オイルにはその様な極性を持っていませんから、「物理吸着」がおきません。
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ですが、エンジンオイルはベースオイルと、添加剤を合わせて、初めてエンジンオイルという製品になります。
鉱物オイルは、 無極性がゆえに、油膜を金属表面に吸着させる必要がでてきます。そこで金属表面に吸着させるために、技術者が添加剤を開発し配合しているのです。
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ベースオイル単体では確かに不利ですが、ベースオイルと添加剤を配合して製品にするわけですから、製品としてはまったく遜色のないものが作れると言うわけです。 しかも吸着は「物理吸着」<「化学吸着」<「化学反応吸着」の順で吸着力は大きくなり、KENDALLは化学反応吸着を起こさせる添加剤を配合しています。その一つが液体チタンです。
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物理吸着ははがれるのもいとも簡単にはがれてしましますが、化学吸着は強固に強固に吸着します。 さらに強いのは、化学反応吸着になります。 だから、エステルが有利というのは、ベースオイル単体での考え方であって、製品としては、配合される添加剤の事は考えていないのです。
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雑誌などで取り上げられるエンジンオイルの情報。メーカーとしては、一番良い部分を強調したいものです。
それも企業秘密部分は出せないからです。
エンジンオイルに配合される「添加剤」は企業秘密の固まり。この情報を出すことは出来ませんから、ベースオイルの持つ性能を強調して「宣伝広告」をするわけです。
そしてユーザーを洗脳していくわけです。雑誌で取り上げられているから興味を持って記事を見ます。
当然プロドライバーの意見ですから、信用します。
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ドライバーは嘘はいいませんが、肝心な事もいいません。寿命は短いとかこんな事は、長期使用しないと言えるはずもありません。
そして使ってみると、ちょっとしか使っていないのにすぐエンジンフィーリングが変化してしまう。 エンジンが回らなくなる。 オイル交換すると、鉄粉が出てくる。
これらはエンジンオイルに配合される「添加剤」の問題なんです。だから初回使ってみての感想はまだ早い!その理由は「残留オイル」の問題。どんなに時間をかけて、オイルを抜いたとしても、必ずエンジンの内部には残留オイルがあります。
むしろ無くなってしまう方が危険だともいえますが・・・ 残留オイルの影響をせっかく入れたオイルは必ず影響を受けてしまいます。初回は何とも感じなかったものが、連続使用することで、劇的に変わる場合もあります。
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