そもそも粘度と言うのはなぜあるのでしょう?基本的に粘度はエンジンのクリアランスで変わります。
例えば、日本車のスタンダードは100分の3程度です。この時の粘度は30番。
レーシングエンジンなどは100分の5程度と広く作っています。この時の粘度は50番。
現在のエコカーなどは100分の1と小さく作っています。 |
なので10番が必要なのですが、10番というのは技術的に作るのが難しいらしい。。。なので20番
とエンジンのクリアランスが基本となって決まっていきます。そこに、使い方、使う場所、環境で粘度を変えるって訳です。新車だと摩耗もありませんから、指定粘度を使いますが、走行を重ねていくと、摩耗が進み、クリアランスも広がってきます。広がれば、隙間を埋めることが出来なくなって、場合にはオイル消費・白煙となっていきます。
その隙間を埋める為には粘度を上げてあげると、隙間が埋まり圧縮も回復し、オイルの消費も収まり、白煙も止まったりすることになります。
むやみに、粘度を上げると、今度は粘度が抵抗になって、エンジンの回転が重たくなったり、燃費が悪くなったりとしますので、適度な粘度を選ぶ必要があります。
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オイル交換直後はとても気持ちがいい物です。ところが2000kmも走ると、エンジンのフィーリングが変わってきませんか?
その理由は粘度低下。
粘度は添加剤で作られています。この粘度を作り出す添加剤が劣化して、粘度を維持出来なくなってしまうからです。添加剤の寿命が短いってことです。
粘度が低下すると正常な油膜が作れなくなって、摩耗が進んでしまう原因の一つになります。 |
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