粘度が高いと耐熱性が高いと思っている方が大勢いらっしゃいます。 雑誌などで取り上げられているのは競技に使われているスペシャルエンジン。そのエンジンのクリアランスは大きくその隙間を埋めるためには高粘度が必要になっているので、10W-50や20W-50などの高粘度が使われています。
だからサーキットなどで使われているものだから熱に強いと思ってしまっている。
元SUPER-GTエンジニア嶋田氏は言います。
SUPER-GTで走っているエンジンの油温は85℃ 85℃の油温が金属の膨張の最適温度と言います。
厳しい状況だと思っている温度域が、僕たちが想像したよりもずっと低い温度なんです。決して耐熱性が高いから入れている訳ではないんです。 |
必要とされる耐熱温度は120程度。それ以上になるとエンジンが先にオーバーヒートしてしまうからです。耐熱温度180℃!だから安心では無いということ。
油温が上がりすぎるのはセッティングの問題。熱対策をしっかりする事です。決して180℃まで温度が上がっても壊れないという意味ではありません。
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耐熱と言われるのはベースオイルでほぼ決定されます。パラフィン系鉱物オイルではおよそ160℃ほど。
それに比べるとエステル系の耐熱温度は180℃と非常に高い物です。会社が商品を売るときどうやって売るのかと言うと、その商品の特徴を売りにします。
それが耐熱温度180℃ということです。実際にはあまり意味がなされないものです。
熱に耐えるオイルではなく、冷却できるオイルが求められます。だからオイルクーラーを付け油温を下げるのではないでしょうか? |
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