よいエンジンオイルは汚れやすいという迷信

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汚れやすいエンジンオイルは汚れを取ってくれている?

新車のエンジンは汚れていません。
しかし使っていくと、オイルは汚れます。

エンジンの内部には汚れなんて無いはずです。
だって新車ですから。

なのに汚れるのはなぜ?
これからエンジンオイルが汚れるメカニズムを説明していきましょう。

汚れやすい理由は一つではありません

いいオイルは汚れやすいといいますよね?
その理由は洗浄性が高いからです。実はそれだけではありません。

汚れる5つの理由

  • 【1】エンジンオイルに配合されている添加剤の劣化で黒くなる
  • 【2】による劣化
  • 【3】摩耗が進み、ブローバイガスが大量にでているエンジン
  • 【4】元々エンジンに汚れが溜まっていて、その汚れが落ちた。
  • 【5】汚れにくいエンジンオイルが存在する

劣化のメカニズムを考える

エンジンオイルは消耗品です。なぜ劣化するのかを考えてみましょう。

劣化の理由1:せん断

例えば、豚肉のかたまりがあります。
その豚肉が分子のかたまりです。

その分子のかたまりをナイフで切っていくとだんだん小さな肉になり、最後にはミンチ肉となります。

最初の肉のかたまりの時は、硬く弾力もありますが、ミンチにくになるとやわらかく弾力もなくなります。分子が切られていくこと、これをせん断といいます。

エンジンオイルもこのせん断との戦いなのです。
添加剤の質、技術が問題になってきます。

通常のオイルは3000キロ程度で粘度低下を起こしますが、RIZOIL(ライズオイル)は10,000キロと耐久性があり、オイル交換サイクルまでしっかりとエンジンの保護をしてくれます。

一般的に使われている添加剤は ポリマーです。
これがせん断により劣化すると、黒くなっていきます。

せん断されるのはベースオイルだけではありません。

このポリマーはせん断 (オイルを切る)されるとスラッジに変化します。
あの真っ黒なドロドロしたヘドロの様なものですよ。


ポリマー (粘度向上剤)が劣化するわけです。粘度低下すると、必要な油膜を形成することが出来なくなります。これは危険!

だから10W-40を入れても、せん断され粘度低下を起こすことを見越して
10W-50などの高粘度を入れるのです。

ですから、新油の時はドロドロしているが5000キロ走行後にはサラサラになっているのを見た事ありませんか?

RIZOILは15,000キロ以上走行しないと粘度低下はおきません。
だから安心なんですね。

劣化の理由2:熱による劣化

エンジンオイルは油温100度の時に最高の性能を発揮するように設計されています。

性能表も油温100度の時の性能表を公表しているはずです。

しかし100度を超えたものに対しての保障はありません。 100度以上から一般的な合成オイルの粘度向上剤(ポリマー)は急激に劣化していきます。

※粘度向上剤(ポリマー)は10W-40,20W-50などの粘度を作るための添加剤です。

ここでもポリマーは熱により劣化していきます。劣化すると黒くなるのです。

120度になるとかなり粘度向上剤は劣化しているのです。いくらベースオイルの耐熱性が180度あろうと粘度がエンジン保護するのですから エンジンを保護することは出来ないのです。

レース用・チョットマニア向けのエンジンオイルなどは、どのホームページを見ても、「化学合成オイルが一番」とか、「熱に強いです。」 とかユーザーの心理をついたキャッチコピーが見られます。

高温に強ければエンジンに優しいオイルだと錯覚してしまいます。

しかしせん断や熱による劣化に化学合成オイルは長期間の使用には耐えられず、

粘度 (ねばり気)が無くなると、 エンジンを保護するべき油の膜が薄くなってしまうのですね~。

劣化の理由3:ブローバイガスの混入

ブローバイガスがエンジンオイルに混入すると劣化は早まります。

一般的にブローバイガスが多いエンジンは過走行車・エンジンチューニング車です。

当然ながら汚れがオイルに混ざるのですから劣化が早まるのです。

そこで重要なのは、清浄性。

汚れをミクロの単位まで分解してオイルに浮遊させることが重要なのです。

これは各メーカーの添加剤技術で大きく異なります。
RIZOILは汚れを分解しオイルの中に浮遊させ続けます。

だからエンジン内部にスラッジがたまりにくく、エンジンを正常に保てるのです。

劣化の理由4:エンジン内部の汚れを落とす

エンジンオイルには清浄分散剤という添加剤を必ず配合しています。

清浄分散剤が強ければ良い。と思っているかたも多いことでしょう。

清浄性が強いとエンジンにこびりついた汚れも分解していきますが、強すぎるのも考えものです。
なぜなら、蓄積された汚れが少しづつ分解されていくのであれば、問題は起きないと思われますが、塊でおちてしまうと、ストレーナー(オイルの吸い込み口)を塞いでしまい、エンジン焼き付きの原因となってしまうからです。

劣化の理由5:汚れにくいエンジンオイルが存在する

汚れの原因のほとんどは、添加剤であるポリマーにあります。

熱とせん断ポリマーは弱いということ。(近年強いものも出てきていますが高価です)

このポリマーを使わないエンジンオイルであれば、オイルは黒くならないという事です。
そのオイルはノンポリマーと言われる製法のエンジンオイル。

ノンポリマーだから劣化しにくいため、オイルの耐久性が大幅にあがるわけです。

だからこそRIZOILはノンポリマーにこだわり、高耐久を実現しているのです。

もちろん、過(多)走行エンジンはブローバイガスも多くなりますから、これも劣化の原因にはなりますから、圧縮機能を向上させることで、ブローバイガスを減少させて汚れにくくなっています。

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