汚れやすい理由は一つではありません
いいオイルは汚れやすいといいますよね?その理由は洗浄性が高いからです。実はそれだけではありません。
汚れる4つの理由
1:元々エンジンに汚れが溜まっていて、その汚れが落ちた。
2:エンジンオイルに配合されている添加剤の劣化で黒くなる
3:摩耗が進み、ブローバイガスが大量にでているエンジン
4:熱による劣化
だから良いオイルが汚れやすいというのは間違いではありませんが、その他にも理由があったのです。
劣化のメカニズムを考える
エンジンオイルは消耗品でがすなぜ劣化するのかを考えてみましょう。
劣化の理由1:せん断
例えば、ココに豚肉のかたまりがあります。
その豚肉が分子のかたまりです。
その分子のかたまりをナイフで切っていくとだんだん小さな肉になり、最後にはミンチ肉となります。
最初の肉のかたまりの時は、硬く弾力もありますが、ミンチにくになるとやわらかく弾力もなくなります。これをせん断といいます。
エンジンオイルもこのせん断との戦いなのですが、添加剤の質、技術が問題なのです。

通常のオイルは3000キロ程度で粘度低下を起こしますが、ケンドール社のオイルは20000キロと耐久性があり、オイル交換サイクルまでしっかりとエンジンの保護をしてくれます。
一般的に使われている添加剤は ポリマー せん断されるのは
ベースオイルだけではありません。
この ポリマー は せん断 (オイルを切る)されるとスラッジに変化します。
あの真っ黒なドロドロしたヘドロの様なものですよ。
ヽ(б0бヽ)Ξ(/б0б)/
そしてスラッジに変化すると同時に粘度が低下していきます。
ポリマー (粘度向上剤)が劣化するわけです。粘度低下すると、必要な油膜を形成することが出来なくなります。これは危険!
だから10W-40を入れても、せん断され粘度低下を起こすことを見越して
10W-50などの高粘度を入れるのです。
ですから、新油の時はドロドロしているが5000キロ走行後にはサラサラになっている訳です。
ケンドールGT-1は20000キロ以上走行しないと粘度低下はおきません。 だから安心なんですね。
劣化の理由2:熱による劣化
エンジンオイルは油温100度の時に最高の性能を発揮するように設計されています。
性能表も油温100度の時の性能表を公表しているはずです。
しかし100度を超えたものに対しては保障はありません。 100度以上から一般的な合成オイルの粘度向上剤は急激に劣化していきます。
120度になるとかなり粘度向上剤は劣化しているのです。いくらベースオイルの耐熱性が180度あろうと粘度がエンジン保護するのですから エンジンを保護することは出来ないのです。
レース用・チョットマニア向けのエンジンオイルなどは、どのホームページを見ても、化学合成オイルが一番とか、「熱に強いです。」 とかユーザーの心理をついたキャッチコピーが見られます。
高温に強ければエンジンに優しいオイルだと錯覚してしまいます。
しかしせん断や熱による劣化に化学合成オイルは長期間の使用には耐えられず、
粘度 (ねばり気)が無くなると、 エンジンを保護するべき油の膜が薄くなってしまうのですね~。
劣化の理由3:ブローバイガスの混入
ブローバイガスがエンジンオイルに混入すると劣化は早まります。
当然ながら汚れがオイルに混ざるのですから劣化が早まるのです。
そこで重要なのは、清浄性
汚れをミクロの単位まで分解してオイルに浮遊させることが重要なのです。
これは各メーカーの添加剤技術で大きく異なります。
KEDNALLにはMFAという添加剤技術で汚れを分解しオイルの中に浮遊させ続けます

劣化の理由4:エンジン内部の汚れを落とす
清浄性が強いとエンジンにこびりついた汚れも分解していきます。
だから良いエンジンオイルは汚れやすいというのはここから来たのだ。