ベースオイル(基油)について

base_oil

120年前に発明されたエンジン登場がきっかけでエンジンオイルの製造がはじまったグループ1

アメリカ ブラッドフォード油田というところがあります ここで汲み上げられて作られるベースオイルの品質が良いとのうわさから 世界中のオイルメーカーが乱立します

  • ペンゾイル
  • バルボリン
  • モービル
  • ケンドール
  • アマリーetc

当時の精製技術は低い為に質の良い原油を求めた結果でした

水素を使い不純物を取り除くのですが いたって単純で生産にコストがかかりません
大きすぎる分子や小さすぎる分子が混在するため 粘度が安定しないのです

小さすぎる分子は熱が加わることで蒸発してなくなります  つまりオイルが減るという現象がでます

これでは常に継ぎ足し用のオイルを持ち運ばなければなりませんね

この時に作られたペンシルベニア州ブラッドフォード油田から作られたベースオイルを基準にすることから「ベースオイル0(ゼロ)」と呼んでいます

当時の作り方はグループ1となりベースオイルの中に不純物が大変多く含まれ分子の大きさもバラバラです

グループ2ベースオイル登場

より良いベースオイルを求めると不純物はやはり邪魔者扱いされます
そこで作られたのがグループ2

大きすぎる分子・小さすぎる分子を取り除き 分子の均一化を図ったものです この事により小さすぎる分子は無くなり オイルが減るという現象も解決

更には分子が均一化されたことで 熱による粘度変化も抑えられていくことになります

戦争が技術革新を起こした

その革新は飛行機の登場

飛行機を撃ち落とすために機銃掃射た高射砲が使われます
その弾が当たらない高高度を飛ぶ必要が出てきた

ゼロ戦も最高高度は5000~6000mと言われています それ以上の高度を飛べない理由は空気が薄く十分な酸素をエンジンに送り込めないから

そこで誕生したのがターボエンジン

ターボエンジンは強制的にエンジンに空気を送り込み必要な酸素を持たせた装置
2000㏄のエンジンに4000㏄の空気を送り込めばそれだけエンジンの出力がでることになります

高高度は寒い

ターボエンジンの登場で高度10000mを飛べるようになりました
しかし寒いのです
気温は氷点下40度にもなることもあります

しかしその高度だと鉱物オイルは凍ってしまいます つまり飛べないのです

グループ3(VHVI)登場

そのこで登場するのがグループ3(VHVI)製法のオイルです
このオイルはグループ2の分子をいちどバラバラに分解して再結合させたもの

こうすることで 分子は均一化され流動性(サラサラ度)が高いベースオイルができます
サラサラになると気温が低くても凍らないメリットがあるからです

分子が小さくなることで 熱に対して分子が安定しせん断んも強くなりますが
基本鉱物オイルです
潤滑性はグループ2と変わりません

レシプロエンジンでは0W・5Wが作れるようになった

グループ4 PAO パオ・グループ5 エステル登場

時代は流れジェットエンジンが登場します
ジェットエンジンはピストンを持たない回転するだけのタービンですから 粘度は必要なくなってきます

これらのベースオイルはグループ3(VHVI)よりも熱に対して分子が安定していることが求められ せん断に強いことがあげられます

化学合成は「熱に強い」は誤解

化学合成(VHVI・エステル・PAO)は熱に強いではなくて 正確にいうと熱に対して分子が安定しせん断に強いという意味から 化学合成オイルは熱(高温)に強いと誤解されてしまったと思われます

内燃機関(ピストンエンジン・ロータリーエンジン)はサラサラで流動性が高いオイルよりも粘りが必要なのです

その粘りこそがレシプロ(ピストンエンジン)・ロータリーエンジンには必要なのです

粘りを作り出す2つの製法

粘りを作り出す方法は2つ

  • 通常製法
  • ノンポリマー製法

通常製法とは1種類のベースオイルに添加剤を加えて粘りを作り出す方法

ノンポリマーとは贅沢に2種類のベースオイルを使い添加剤を使わずにつくる製法です

例えるならば 食事に行ったとします 食材を長持ちさせるために保存料を使い 美味しそうに見せるためには 発色を良くする添加物を使い 利益を優先させるとどうしても添加物に頼らなければなりませんこれが通常の製法

一方 ノンポリマー製法は添加物を使わない方法です より食材の味を引き出し 体に必要な栄養を取るための製法と言ってもいいでしょう

この製法は熱とせん断に弱いポリマーを使っていない為 オイルが長持ちし 粘りが強くなり摩耗した隙間を埋めてエンジン本来のパワーを引き出す性能をもっています

その為旧車・過走行車向きです

通常の製法だとどうしてもポリマーは熱に弱い為 新油の時はいいのですが2000㎞も走行すると エンジンフィーリングが悪化したり 燃費の悪化 加速性の悪化につながりやすくなりますが エコカーやレースなどでは有効です

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化学合成オイルのメリットとデメリットをもっと詳しく>>

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