野中:真冬で凍結するかしないかってところをテストするわけですよ。
それなのに、休憩しても油温が110度って10度しか下がってない。
これどういう事よって。。。
エンジン切らないと下がらないですよって※1メカニックが。。。
今までのオイルは、※2エンジニアにエンジン組んでもらって練習に行き、乗ってって帰る時に
すでにエンジンの音が違ってきます。まったくエンジンを保護してくれていないのが
わかるんですよ。
そこから数回練習で走ると、エンジンがヘタってしまいます。
これの繰り返しだったんです。
とにかくひどい。。。
油温が110度だ120度って言うのは、絶対エンジンに良くない。
サーキット走っている車で120度なんて上がっちゃったら、これはえらいこっちゃてな
話なわけですよ。
店長:ハハハ(笑)なるほどね〜
野中:※2エンジニアさんは、そうなる原因を探したくなる。
店長:そりゃそうですよね
野中:例えば油温があがってしまって、エンジンは壊れなかったとしても
最後には勝負にならないエンジンになちゃってる。
オイルに耐久性が全くない。
それに、エンジンのオーバーホールのサイクルが、余りにも早すぎたんですよね。
エンジンを開けてみたときに、メタルの部分に線傷がいっぱい入ってるのは、やっぱりまずい訳ですよ。
たかだか1万5千kmしか走ってない訳ですよ。余りにもひどいし
同じワークスでも予算が違うからオーバーホールにもお金はかけられない。
1戦毎のオーバーホールで100万とか200万とかポーンと飛んでいく訳で
だから本当に信頼した物でしか使えない。
一か八かとか、オイルをサポートして貰っているから使えるとかの問題じゃない。
リタイヤすれば、成績は悪くなり、ワークスドライバーのシートももらえないんです。
そりゃ怖くて使えないエンジンオイルってそれぐらい大事な物です。
それでエンジンオイルについて勉強してみようってのが、僕の最初のきっかけだったんですよ。
最初は、その辺の添加剤を入れてみたり、これが全然ダメ(強調)だったんですね。
フッ素系樹脂の添加剤も日本仕様と平行輸入ものとあるんですけど、
これがどちらも水平対向エンジンには合わないんです。
ご存じと思いますが、ボクサーエンジンって、左右にピストンが動きますから
ピストンリングの上面と下面があきらかに削れ方が違うんですよ。
今時、平成に入った時代のエンジンでも、こ〜〜んなに削れちゃうんだって、
言ってたのが2006年2007年だったんです。
昔、エンジンオイルってどこのメーカーもパラフィン油を使ってたんだって
「え〜〜〜〜!」って知ったのをきっかけに
でもパラフィン油って売ってないんだよな?てところで
そんなに良いんだったら、どこかあるはずと思って行き着いたところが
エンジンオイル屋だったんですよ。