エンジンの摩耗はなぜ起きるのでしょう?ここでは摩耗のメカニズムを話したいと思います。

 

金属表面は一見平らに見えても、実は凸凹しています。この凸凸同士がぶつかったとき、山の頂上が瞬間に溶けてちぎれまた溶けてちぎれてを繰り返しています。

 

ちょうど、鉄の棒を地面にこすりつけると、火花をちらし削れていくのと同じです。

この摩擦によって削れてしまうのを防ぐ為に、金属と金属の間にエンジンオイルを入り込ませ、ちょうどサンドイッチの様にすることで、摩擦を減らすことで摩耗を減らすのです。


 

ところが、潤滑油だけだと、この凸凹した山は埋めることが出来ません。この凸凹を均一に埋めることが出来れば、摩耗をいちじるしく抑えることが出来るようになる訳です。

 

そこで配合されるのが、「添加剤」

 

添加剤を配合することで、金属表面に、薄い皮膜を作り、この皮膜の上に潤滑油の膜が出来るようにします。この添加剤の善し悪しで摩耗を防ぐことが出来るのかどうかを決定してしまうと言っても過言ではないでしょう。

 

 


エンジンオイルを交換するとき、金属粉が沢山出てくるってことは、山の頂上同士がぶつかったとき、瞬間に火花を散らし、溶けてはがれ落ちた金属なんです。金属粉が出ていると摩耗が進んでいることにあります。

 

金属粉が大量にでるってことは、この添加剤技術が低いといっていいでしょう。そして出てきた金属粉が、ヤスリの役目をして、さらに摩耗を進めてしまうのです。


エンジンオイルの複雑な働き

あなたが考えている以上にエンジンオイルの潤滑は大変複雑な働きをしています。

誰もが潤滑性が高くなると、摩耗が少なくなり、エンジンも軽く回ると思っているはずです。

ところがそんなに単純ではありません。

画像はエンジンオイルの働きと求められる性能との相関図です。

潤滑性の働きは摩擦低減と摩耗低減とに分かれます。

この相関図を見てどう思いましたでしょうか?

摩擦低減をしようとすると、粘度特性に影響することがわかりますよね。

粘度特性が変化すると、摩耗低減、冷却、密封、緩衝に影響します。

この相関図から潤滑性だけをよくしてもバランスが悪くなることがご理解いただけたと思います。

 

エンジンオイルに求められる性能で粘度特性が良いエンジンオイルは摩耗、摩擦、冷却、密封、緩衝に影響を与えますので、バランスが取りやすい潤滑油ができることになります。

粘度特性を考えて作られているのが「RIZOIL」です

RIZOILはお客様の声から生まれたエンジンオイルです。

お客様から集めた声は

1:すぐにフィーリングが悪化する(変化する)

この原因はポリマーが劣化し粘度低下を起こすから。

2:すぐに黒くなって使えなくなる

原因はポリマーの劣化によるもの。

3:メカノイズが気になる。

ポリマーを多く含んだエンジンオイルはメカノイズが大きくなる傾向にある。

4:白煙やオイル消費に困っている。

エンジンの摩耗やスラッジ、カーボンの影響で圧縮が落ちて白煙、オイル消費につながる。

5:油温が高い

油温に悩んでる方は、エンジンオイルの冷却性に問題がある場合もあります。

6:エンジン保護性能。

誰もが愛車を大切にしたいという気持ちでいっぱいです。原因は粘度低下を起こすと油膜が薄くなりやすい為、ドライスタート時にはガリッと傷つけてしまうことになります。

 

画像はカムシャフトに傷が入ったもの。原因はドライスタート時の油膜切れ。

この状態になるとエンジンヘッドから激しい打音がします。

 

RIZOILはお客様の声を分析し、その原因を研究した結果、粘度特性に行き着きました。

この粘度特性が摩耗、摩擦の低減につながっています。

 

1:すぐにフィーリングが悪化する(変化する)

この原因はポリマーが劣化し粘度低下を起こすから。

その対策として、ポリマーを配合しない設計としました。

2:すぐに黒くなって使えなくなる

原因はポリマーの劣化によるもの。ポリマーを配合していませんから、黒くなりにくいエンジンオイルになっています。

3:メカノイズが気になる。

ポリマーを多く含んだエンジンオイルはメカノイズが大きくなる傾向にある。ポリマーを配合していませんから、メカノイズの抑制に効果が期待できます。

4:白煙やオイル消費に困っている。

エンジンの摩耗やスラッジ、カーボンの影響で圧縮が落ちて白煙、オイル消費につながる。ポリマーは劣化すると大量のスラッジやカーボンを発生させます。RIZOILにはポリマーを含んでいない為、スラッジ、カーボンの発生を極限まで抑制し、圧縮回復に効果的です。

5:油温が高い

油温に悩んでる場合はエンジンの冷却性に問題がある場合もあります。RIZOILは他社様と大きく違うのはエンジン冷却効果だと思います。合成を使った時に油温が下がらず困った事はありませんか?RIZOILは効果的に油温を下げる効果を持ちます。

6:エンジン保護性能の向上

サラサラなエンジンオイルは重力で下へ落ちていきます。ヌルヌルしたエンジンオイルだとどうでしょうか?ヌルヌルしたエンジンオイルには非ニュートン性という性質を帯びるので下に落ちにくくなります。

 

つまり下へ落ちにくいエンジンオイルは、ドライスタート時に有効なのなのです。さらにRIZOILには「SPER ZINC」と呼ばれる添加剤を配合しています。この添加剤の働きは金属同士の直接的なぶつかりを防ぐことで、摩耗、摩擦の低減を行なっています。

RIZOILはドライスタート時の摩耗を抑制します。