白煙(オイルあがり)・オイル消費を止める方法があります

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オイルあがり(白煙)を止める方法

オイルあがりの原因のひとつに摩耗があります 
1:ピストンリングが摩耗していることで起きる
2:ピストンリング部分に汚れが付いてピストンリングが動かなく場合


この2つの可能性があります

画像はピストンリングの溝に汚れがたまり リングが動かなくなってしまたもの

この汚れを落とすには分解洗浄するか 洗浄剤で落とすしか方法はありません

それを洗浄するのがキャブテックです

キャブテック使用後

キャブテック使用前

キャブテックを使うと白煙・オイル消費の原因であるカーボンを溶かし洗浄できます

キャブテックを詳しく見る>>

エンジンオイルの力で白煙・オイル消費を改善する

ライズオイルは摩耗した隙間をうめる力が強く GT-RS 20W-50 Classicは白煙・オイル消費改善に役立ちます

白煙・オイル消費を止めるために市販の添加剤を使う事を考えていませんか?

市販の添加剤は製造時にすでに入っているものを切り売りしています

オイル漏れ・白煙防止・オイル消費防止の添加剤の名前はポリマー(増粘剤)といいます

このポリマーとはサラサラなオイルをドロドロにするためです

例えば ヒビの入ったガラス瓶があったとします サラサラな水を入れるとポタポタと漏れだしてくることでしょう

しかしドロドロしたハチミツならばどうなりますか?ポタポタとは漏れないにしてもにじむ程度にはなることが想像できると思います

ポリマー(増粘剤)を添加するのはサラサラなオイルをドロドロにする役目をしています 5W-30に漏れ防止剤を入れると5W-40になるのと同じです

ならば最初から5W-40を入れると良いとは思いませんか?しかし添加剤は配合する量が決まっています

市販の添加剤は配合量が少なければ効果もありませんし 多すぎればオイルとしての機能が低下します

市販の添加剤を使う時は注意が必要です

添加剤の使用を検討しているかたへ
使い方の間違いに注意

白煙防止のために添加剤を使う時 間違えて圧力分散剤(極圧剤)を使うかたがいます この添加剤は摩耗や摩擦を抑制する添加剤であって白煙を止める効果はありません

この圧力分散剤(極圧剤)もエンジンオイル製造時に配合されているものです エンジンオイルへ間違って添加剤を加える事で思わぬトラブルになることがございますのでご注意ください

エンジンオイル粘度が高いほど白煙・オイル消費防止に効果あり

隙間を埋める事が出来なくなると 白煙・オイル消費につながっていきます

油膜の厚みをグラフ化

粘度(粘り)が強くなるほど隙間を埋める力は強くなる

粘度(粘り)が低くなるほど 隙間を埋める力は弱くなる

粘度(粘り)は油膜の厚みです
その厚みに強度があるかどうかの違いがメーカーによって変わります

エンジンオイルは製法の違いで異なる油膜の厚み

通常製法とノンポリマー製法

粘度を作り上げる製法には、通常製法ノンポリマー製法の2つがあります 白煙・オイル消費防止にはノンポリマー製法のエンジンオイルが効果的

同じベースオイルを使っても全く異なる性能を発揮します

ノンポリマー鉱物オイルリッチ製法【推奨】

通常1種類のベースオイルに添加剤を加える製法に対して

贅沢に2種類のベースオイルを使用して粘りを作り出します

このため生産コストは高くなります

ベースオイルが本来持っている性能を引き出す製法です。

例えば 料理に添加物を加えて味付けし賞味期限を長くさせたものと ノンポリマーは添加物を使わず 食材本来の味を生かして体に良い物を美味しくする料理と同じ

ポリマーを使わない製法は高コストですから販売価格も高くなってしまいますが それに見合った分以上の性能を発揮します

ノンポリマーは粘度変化に強く通常製法の2倍〜4倍安定

白煙防止・オイル消費防止効果が高くなります

通常製法とノンポリマー製法の性能劣化曲線

エンジンオイル屋では、粘度が常に安定する
ノンポリマー製法のエンジンオイルを推奨しています。

粘度変化が少ないから白煙防止・オイル消費防止に効果的なのです

ノンポリマーのメリット

  1. 熱に対してドロドロ加減が安定するからメカノイズが減少
  2. 粘性が安定すると隙間を埋める力が強くなるからエンジンフィーリングが長持ち 白煙防止・オイル消費防止に有効
  3. 隙間を埋める力が強くなると旧車・過走行車のピストンとシリンダーとの隙間、ヘッドカバーとの隙間からのオイル漏れ予防ができるようになるからトルクアップ
  4. 鉱物オイルだから冷却性が高く熱ダレ防止・タービンの冷却にも有効

ノンポリマー製法についてもっと詳しく>>

化学合成オイルのメリットとデメリットをもっと詳しく>>