ロータリーエンジンの大敵はカーボンデポジットだった。
ロータリーエンジンに化学合成オイルは不向き!?
結論を申し上げますと、ロータリーエンジンに最適なエンジンオイルは、化学合成オイルではなく、鉱物オイルです。
マツダのホームページ上では、化学合成オイルを否定はしていませんが、説明には「カーボンデポジットが発生しにくいオイルの使用を」と記載があります。
そしてマツダロータリー1という製品は鉱物オイルです
ロータリーエンジンはオイルを燃やしながら走らせるエンジンです
ロータリーエンジンはピストンを使ったエンジンと違い オイル循環の仕組みは”サイクルエンジンと変わりはありません
燃焼室のオイルを噴射してロータリーエンジンの大事な部分であるアペックスシール・サイドシール(シールとは密封するという意味)を潤滑させています
常にオイルを噴射して潤滑させますからオイルが減るのは当然なエンジン
だからこそカーボンが発生しにくいエンジンオイルが求められているわけです
ノンポリマー鉱物オイルRICHこそロータリーに相性抜群
ロータリーエンジンの大敵、カーボンの発生原因の大部分は「ポリマー」です
鉱物オイルは元々ドロドロした粘度を持っているので、「ポリマー」そのものの配合を少なく出来る特性があります。
その特性を活かしたものが「ノンポリマー鉱物オイルRICH」です
エンジントラブルの原因になる「カーボン」の発生を抑制することが可能になるわけです。
ロータリーの大敵「カーボンデポジット」とは?
燃焼室にカーボンが蓄積(デポジット)されると
- プラグから火花が飛ぶよりも先にガソリンが燃焼を始めてしまいエンジンパワーが落ちる
- カーボンが圧縮の邪魔をする
- カーボンが汚損の原因になる
カーボンが発生しにくいエンジンオイルが必要とされる
カーボン発生の原因は「ポリマー」
カーボンは簡単に言うと「オイルの燃えカス」です ガソリンの燃えカスではありません
オイルの何が燃えカスになるのか?
それが粘度向上剤と呼ばれるポリマーという添加剤です
特にオイル交換を先延ばしにしやすい方はオイルが真っ黒になっています
オイルが真っ黒になった原因もポリマーの劣化が大部分です
真っ黒になったオイルが燃焼するとカーボンが発生して次第に蓄積されていくことになります
ポリマーはサラサラなベースオイルをドロドロにするためポリマーは配合されます
料理に例えるならば水に片栗粉を入れてドロドロにするようなものです
このポリマーによって粘度(粘り気)を作ることで隙間を埋め エンジンの圧縮を保ち 衝撃を吸収するのです しかしこの働きは長続きしません。
新油の時のエンジンはとても静かだけど、走行を重ねるとガサツになってきて、次第に圧縮が保てなくなり、パワーダウン(熱ダレ)し燃費も悪くなります。
これはポリマーが劣化したためです。
品質の悪いポリマーは、カーボンが発生しやすく 写真の様にローター・ハウジング・アペックスシール・サイドシールにカーボンが付着すると、圧縮漏れを起こすことにつながります。
ロータリー専用と呼ばれるエンジンオイルは、カーボンデの発生を抑制したエンジンオイルなのです
レースをするならオーバーホールを前提にしているので化学合成オイルでも良いと思います しかし私たち一般人は草レースや一般道を中心に走りますよね そのため 少しでも希少なロータリーエンジンに優しい鉱物オイルが求められています
ロータリーになぜ鉱物オイルが基本なのか?
マツダから発売されていた「ROTARY1」は鉱物オイル
鉱物オイルは元からドロドロしている
純正が鉱物オイル指定となっていたのは鉱物
オイルその理由は サラサラなベースオイルをドロドロにするためにポリマーを配合する必要があります
しかし、鉱物オイルは元からドロドロしています。
そのためポリマーの配合量が少なくて済み ロータリーの大敵であるカーボンが発生しにくい配合なのです
※もちろんこれだけが発生の原因ではなく、不完全燃焼によるカーボンも発生します。
RIZOILはロータリーエンジンに最適なノンポリマー鉱物製法
RIZOILは、カーボンデポジットの発生を抑制するロータリーエンジンに最適なノンポリマー鉱物製法です。
RIZOILは2種類の鉱物ベースオイルを贅沢にブレンド
RIZOILはGroupⅡベースオイルを贅沢に使用することで、重要な粘度(粘り気)を作り上げています。
ロータリーエンジン対応 車用エンジンオイル
対応エンジン:ディーゼル、ロータリー、V2、V4、V6、V8、V12、直列4気筒、直列6気筒、水平対向(ボクサー)