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1:良質なベースオイルの選択
※ ここでは化学合成オイルの 「基本的」 な特徴を紹介しています。
 
 ベースオイルは大きく分けて、化学合成オイルと鉱物オイルの2種類があり、その二つを混ぜてつくられた部分合成オイル(半合成オイル)とあります。化学合成オイルとは人工的に分子同士を作り出したエンジンオイルのことです。

<化学合成オイルの特徴>

 潤滑性は非常に高く、耐熱性も高いが、分子同士が2本の線で結びついていいる部分と、1本の線で結びついている部分とがあります。2本であったり、1本であったりすると、潤滑性・熱に対し分子は不安定な状態になります。しかも、水分に弱い・ゴムシールを痛める等欠点が多いのも事実ですね。

 ですが設計が自由にできるので高い潤滑性と耐熱性を作りだすことができる。これは、鉱物オイルにはとても出来ないことですね。
● 現代のエンジンは合成オイル対応シールとなっていますが、旧車に使用するとオイル 漏れを引き起こします。
● KENDALLにはMFAという特許取得の添加剤技術があります。

<化学合成オイルの冷却性>

 エンジンオイルの働きの一つにエンジンの冷却があります。空冷エンジンは風をエンジンに当てることにより、エンジンの表面を冷却します。水冷エンジンは水によりエンジンの表面を冷却します。そしてエンジンオイルはエンジンの内部を冷却しているのです。

 この冷却性能を左右するのは分子構造にあります。化学合成オイルは分子が非常に小さく出来ています。この為同じ容積に入る分子の量は多くなり、密度が高くなります。密度が高いエンジンオイルは熱しにくく 冷めにくい特性があり、エンジンの冷却が十分に出来なくなります。また、分子構造上不安定であるため、焼きつきにもなりやすいのです。

<化学合成オイルの粘度特性>

 化学合成オイルには粘度特性は非常に悪く、もともと粘度指数は 「0」 であるその為、粘度をつくり出すのに添加剤に頼っている。通常粘度指数を 「150程度」 まで向上させて5W-20などの粘度をつくりだします。この添加剤は各メーカーの技術レベルがハッキリわかるものです。この技術が低いと1000キロも走るとエンジンノイズが大きくなったり、走行フィーリングが早く変わってしまいます。

<鉱物オイルの特徴>

 鉱物オイルは粗悪な安いエンジンオイルとのイメージがありますが、実は鉱物オイルはナフテン系パラフィン系(ロウ)の2種類あります。パラフィン系(ロウ)は知らない人がほとんどだと思いますが、最高級ベースオイルとして学術的にも証明されたものです。
ブラッドフォード油田
パラフィン(ロウ)は太古の昔、植物がたい積してできた原油とされています。なぜなら、ナフテン系は、動物やプランクトンの化石燃料で動物やプランクトンにはパラフィン(ロウ)が含まれていないためパラフィン(ロウ)系の原油ができることはないと推測されています。(ロウソクを作るのも植物のパラフィンから製造)

その希少な太古の恵みは、現代の化学技術によりエンジンオイルとして、ケンドルモーターオイルとして製品化しているのです。

 このパラフィン(ロウ)は、分子が大きく間隔も広く2本の線で強固に結びついているので合成オイルと比べても非常に安定した、劣化しにくく潤滑性もひけをとらないものとなり、エンジンの保護を目的とすると、欠点の少ないバランスが取れた最適なベースオイルなのです。エンジンオイルを作る時は良質なベースオイルで作ることが重要となります。

<パラフィンの冷却性>

 その点、パラフィンは分子間が広く密度がひくく、熱しやすく冷めやすいのです。この特性から、エンジンをすばやく暖め、暖気運転時間を短縮し、熱っせられたエンジンをすばやく冷却できるのです。これは、空冷エンジンや、発熱量の大きいエンジンには最適なエンジンオイルといえます。


<パラフィンの粘度指数は世界基準!>

 パラフィンの粘度指数は 「100」 この粘度指数は世界基準となっています。この世界基準に特許取得の添加剤を配合する事でさらに良好な粘度の特性を持つことになります。

<ベースオイルが悪いと>

 オイル交換をしたとき、金属粉が出てきたことはありませんか?この金属粉が出てくるということは潤滑性が十分でない証拠!この金属粉はエンジンが磨耗した証拠!なぜこんなに金属粉が出るかというと

 金属同士が直接すり合わされないよう、エンジンオイルが間に入り込むのですが、オイルの性能が低いとどうしても金属同士がすれあってしまいます。瞬間的に金属は高温になり溶け、次に引きちぎられると金属粉になるのです。

 簡単にいうと、金属をアスファルトにこすり付けると、火花を散らしてけずれていきます。この事がエンジン内部で起きていることになるのです。これが金属粉の正体です。レスポンスだけを求めるのではなく、エンジン保護が出来ることが必要ではないでしょうか?
2:添加剤の性能

 オイルに添加される添加剤は1種類だけではありません。約20種類もの添加剤が混ぜられています。その一つに清浄分散剤というものがあります。この添加剤はエンジンの中に入り込んだ燃焼ガスのススを分散させ、オイルの中に浮遊させる必要があります。

 浮遊させることが出来なくなると、エンジンの内部にベットリとスラッジがこびりつく事になるのです。通常のオイルは3000キロ〜5000キロ程度で清浄分散性が落ちます。 新油の時は、清浄分散性も強いのでエンジン内部にこびりついたスラッジを溶かしだします。よく、「良いエンジンオイルは汚れやすい」 といわれるのは、この為なんですね。

 そして汚れる原因に、燃焼ガスの混入燃焼ガスがエンジン内部にブローバイガスとして混入してきます。酸を中和し、燃焼ガスを分散させます。しかし、この清浄分散剤がオイル交換サイクルまで働いていてくれればいいのですが、通常は5000キロ程度までしか効果はありません。(早いものは2000キロ程度)

 ケンドルモーターオイルは2万キロ交換不要になっているのは特許取得の清浄分散剤があるからなのです。もし2万キロも走れないのであれば、特許なんて取得できないでしょう。

<エンジンオイルが汚れる理由>

 化学合成オイルに使われる粘度向上剤の一つに 「ポリマー」 というものがあります。このポリマーがせん断されると、スラッジに変化します。スラッジとはオイルの汚泥のことスラッジが発生すば、当然エンジンオイルは汚れることになり、また、粘度向上剤が劣化と同時に粘度低下を起こしてしまいます。

 その為、一般エンジンオイルでは5000キロも走ると、オイルは 「せん断」 され、粘度向上剤が劣化してしまいエンジンオイルは汚れていきます。 「せん断」 による粘度向上剤の劣化てしまいます。ケンドルモーターオイルにはポリマーを使用していませんので黒く汚れにくいのです。

※ せん断
例えば、肉のかたまりがあります。かたまりは固く弾力もありますが、この肉をナイフで切っていくと、ミンチ状にになり固くもなく弾力もなくなります。この切っていく状態を「せん断」といいます。


<熱による粘度向上剤の劣化>

 スポーツ走行をしたり、渋滞に巻き込まれると、エンジンの温度が上昇し、油温が120度にまで達することが良くあります。ベースオイルの耐熱温度が180度あっても添加剤がその温度まで耐えられるのでしょうか?通常、油温が110度を超えると、急激に粘度向上剤が劣化しスラッジと変化していきます。

 簡単にいうと、こげた状態ですね。スラッジに変化した粘度向上剤は、エンジンオイルを汚します。そしてエンジンの保護は出来なくなります。ケンドルモーターオイルにはポリマーを使用していませんので黒く汚れにくいのです。

※ 耐熱性が求められるのは、ベースオイルの耐熱性だけでなく 添加剤の耐熱性も求められます。

<粘度変化>

 粘度向上剤で粘度をつくりだしますが、最も性能差がでるものが粘度向上剤の質ではないでしょうか?例えば、粘度はクッションの役目をします。クッションは薄いより厚い方がより力を吸収して衝撃をやわらげてくれます。クッションが薄いと金属同士がぶつかり合い削れて行く原因となるからです。

 緩衝作用は粘度特性でかわります。オイル交換をしたての時はエンジンが非常に静かであるのに、交換時期に近づくと、エンジンノイズが増大してきます。何度もいいますが、粘度は添加剤で作られます。この粘度がせん断により劣化すると、粘度が落ちると同時にエンジンノイズが増大していくのです。よ〜くおぼえておきましょう!
d(o'(ェ)'o)b イエーイ

<粘度は密封性に影響する>

 密封性はSAE粘度と密接な関係があります。なぜエンジンオイルには粘度というものがあるのでしょう?潤滑するだけであれば不必要なはずですよね?その理由は、ピストンとシリンダーの隙間を埋める必要があるからなのです。(隙間全部に関係してきます)空冷エンジンは熱的に弱いのでこの隙間が大きく作ってあります。

 ※ なぜ熱に弱いかというとエンジンが冷えにくいからです。熱を持ちやすいので金属の膨張率が大きいのでクリアランスが大きくなっています。

 熱膨張を計算にいれた設計ですね。水冷エンジンは熱的に安定していますので、この隙間(クリアランス)が狭くなります。例えば、井戸のポンプはエンジンと同様にピストンが入っています。井戸水を汲み上げるポンプの上から水を入れると水が隙間をうめ、密封性が高まり、ポンプの効率が高まり汲み上げやすくなります。この原理と同じですね。


 空冷エンジンの標準的な粘度は10W-40で、水冷エンジンの一般的な粘度は10W-30などになるのは、その為なんですね。実はこの粘度が大変重要なのです。通常エンジンオイルは5000キロも走行すると、この大事な粘度が低下していきます。せん断と熱による劣化での粘度低下です。

 粘度は添加剤によって作られます。合成オイルの添加剤の量はなんと!全体量の70%を占め、ベースオイルの量は全体のわずか30%しかありません。ですから5000キロも走行した後のエンジンオイルは粘度がなくなり、水のようにシャバシャバになっているのです。

 これでは、密封性も落ちるわけです。それに引き換え、パラフィンをベースオイルに持つケンドルモーターオイルの添加剤の量は全体量の約30%程度で化学合成オイルのまったく逆の配分となります。このため粘度が落ちにくいエンジンオイルとなるのです。

 どのメーカーもベースオイルの特徴や有利性を強調しますが、これはレースでの有利性!私達一般人はレースでの有利性よりも、エンジンの保護性をもっとも大切にしなければいけないのではないでしょうか?

 エンジン不調になったから、修理代に数十万もだしますか?それとも車を買い換えますか?経済性だけを優先して安いオイルを入れ続け、エンジン不調になった場合は、どちらが不経済なのでしょう?
オイル選びは難しい・・・

 エンジンオイルを選ぶ時、キャッチコピーを見て選ぶだけでいいのでしょうか?店員から言われるまま、エンジンオイルを選んでいいのでしょうか?全体量の70%も添加剤で占める化学合成オイルで、粘度変化を抑えられると思いますか?

 120度を超えるとオーバーヒートの危険があるのにもかかわらず、耐熱性が180度あっても無意味だと思いませんか?あなたは、エンジンの保護に役に立つオイルでないと意味がないと思いませんか?

 答えは一つです。

 粘度変化が少なく、耐熱性・潤滑性の高い次元でのバランスが取れているオイルでないと意味がないのです。

 決して化学合成オイルを否定している訳ではありません。サーキットだけを早く走る事が目的ならば、私は、迷わず化学合成オイルを選ぶでしょう。私が言いたい事は使い分けをする必要があるということ。目的にあった「オイル」・「粘度」を選べば、エンジンのパフォーマンスを無駄なく発揮できるでしょう。そしてそのオイルを使うとどうなるのか?オイルのエキスパートに聞くことが大切です。

 KENDALLモーターオイルを使って比べてみてください。実験データよりもっと正確で確実なのは、あなたの感覚なのです。あなたがこのオイルを厳しく評価してください。
● 化学合成オイルについてもっと詳しく
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